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ランリュックという選択肢 〜京都発『ランリュック』を調べてみました〜
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ランリュックという選択肢 〜京都発『ランリュック』を調べてみました〜

こんにちは!
ソリューションSECの波多野です。

はじめに

時が経つのは本当に早いもので、気がつけば来年の春には長男が小学校に入学します。
親としては楽しみな一方で、入学準備を進めながら少し不安も感じています。
その中でも大きなテーマのひとつが「通学カバン」、いわゆるランドセルの選択です。

実は私、滋賀に引っ越してくる前は京都に住んでいたこともあり、
その頃から「ランリュック」という存在を耳にしていました。
ただ当時は「ランドセルの代わりになるもの」という程度の認識で、
深く知ることはありませんでした。

今回、長男の入学を控えて改めて調べてみると、
ランリュックには歴史的な背景や地域性があることを知り、
とても興味深く感じました。

ランリュックとは?

ランリュック(あるいは「ランリック」)は、1968年に京都で誕生した通学用カバンです。
名前は「ランドセル」と「リュックサック」を組み合わせたもので、ランドセルと似た形
ながら布製で軽量、価格も控えめなのが最大の特徴です。

開発の背景

その誕生には、当時の小学校現場で

  1. ランドセルが重すぎる
  2. 価格が家計を圧迫している
  3. 見た目がいじめの原因になることもあった

といった課題がありました。
こうした課題に寄り添い、「子どもたちが少しでも楽に、安全に、そして経済的に学校へ
通えるように」という願いが込められた通学カバンとして生まれたのがランリュックです。

元祖ランリュック

ランリュックの元祖として認められているのが、株式会社マルヤスによる「ランリック®(ランリュック®)」です。
公式サイトでは、その歴史や開発のコンセプト、安全性を考慮した黄色いデザインの由来などが紹介されています。

👉 ランリック®公式サイト(株式会社マルヤス)

地域文化としての広がり

もともとは京都南部を中心に使われていましたが、現在では滋賀や大阪の一部、
さらには関東や九州でも導入している地域があるそうです。
私が暮らしている近江八幡市でも利用できる学校があると知り、ぐっと身近に感じました。

「ランドセル=全国共通」と思い込んでいた私にとって、地域によって通学カバンに違いがあることはとても驚きでした。
地域文化が形を変えながら、今も続いているということ自体が面白い発見です。

親として感じたこと

軽さと価格の魅力

実際に調べてみて驚いたのは、その軽さです。
ランドセルが1,200g前後あるのに対し、ランリュックは700〜900g程度とかなり軽量。
小さな体に毎日背負うものだからこそ、この差は大きいと感じました。

また、価格もランドセルに比べて抑えられている点が大きな魅力です。
最近ではランドセルが10万円近くすることも珍しくなく、親にとっては大きな出費になります。
そう考えると「ランドセル以外の選択肢がある」という事実は、とても心強く感じました。

選択肢の広がり

ランリュックも近年は人気の高まりとともに様々なブランドから販売されるようになり、
中にはランドセルと同じくらい高価な商品も登場しています。
かつては「軽くて安い通学カバン」というイメージが強かったランリュックですが、
今ではデザイン性や機能性を重視したモデルも増えており、選択肢の幅が広がっていると感じます。

親としては、価格だけでなく

  1. 子どもが毎日背負うことを考えた軽さ
  2. 安全性(夜道で光る素材や丈夫さ)
  3. 成長に合わせた使いやすさ

なども重視したいところです。
華やかな見た目に目を奪われがちですが、やはり最終的には“子どもにとって負担が少なく
安心して使えるかどうか”が一番大切だと感じています。

まとめ

長男の小学校入学を控え、改めてランリュックについて調べてみたことで、
京都発祥の通学カバンが今も形を変えながら受け継がれていることを知りました。
誕生の背景には「子どもたちの負担を減らしたい」という思いがあり、
その精神が今も息づいていることに親としても心を打たれました。

近年はデザインや機能性を高めたモデルも登場し、価格帯も幅広くなっています。
ランドセルにするか、ランリュックにするか、わが家もまだ検討中ですが、
どちらを選ぶにしても「子どもが毎日安心して通えるかどうか」を基準に考えていきたいと思います。
最終的にはこどもとも相談しつつ、一緒に納得できる形で選んでいければと考えています。

入学準備を進めていく過程は大変な部分もありますが、こうして家族で話し合いながら
選んでいく時間そのものが、きっと後から振り返ると良い思い出になるのではないでしょうか。
この記事を読んでくださっている皆さんの地域にも、それぞれの通学スタイルや工夫があると思います。
そうした違いに目を向けるのもまた、入学準備の楽しみのひとつだと感じています。

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