元釣具店スタッフが教える!エギング初心者に必要な道具と基本の釣り方
ちゃっす!
ソリューションの盛田です!
無事IT業界2年生になりました!
今回は今が旬のエギングについてのブログを書きたいと思います。
エギングとはイカをエギというルアーを使って釣り上げるという釣りのジャンルです。
社内には僕を含め3人ほど釣りをする人がいますが、それ以外のスタッフも微妙にエギングに興味を持っているようなので、元釣具店スタッフの僕が初心者向けに解説しちゃいます♪

盛田亮祐
1990年3月9日生まれ
元釣具屋店員!
バス釣りをメインに、他にもエリアトラウトやエギングなどライトな釣りを楽しんでます♪
エギングとは

エギングとは、「エギ」と呼ばれるルアーを使ってイカを釣る釣法のことです。日本で非常に人気があるソルトルアーフィッシングの一種です。
特徴
- 対象魚:主にアオリイカ(地域によってはスミイカ、コウイカなども)。
- 仕掛け:餌木(エギ)という疑似餌を使用。エビや小魚を模した形をしていて、布張りで本物っぽい質感やカラフルなカラーリングが特徴。
- 釣り方:キャストして沈めた後、竿をシャクってエギを跳ね上げるように動かし、フォール(沈下)の間にイカに抱かせる。
- シーズン:
- 春:産卵期の大型狙い
- 秋:新子(小型のアオリイカ)が群れる数釣りシーズン
メリット
- 餌を使わず清潔で手軽。
- ルアーフィッシングのように動かして誘うため、ゲーム性が高い。
- 堤防や磯、サーフなど幅広いフィールドで楽しめる。
用語
- シャクリ:ロッドを大きくあおってエギを跳ね上げる動作。
- フォール:エギが自然に沈んでいく時間。この間にイカが抱きつくことが多い。
シンプルに言うと、「ルアーを使ったイカ釣り」=エギング です。
イカが掛かると「グイーン」と独特の引きで、ファイトの面白さも人気の理由ですね。
エギング初心者の必須道具セット

1. ロッド(竿)
- エギング専用ロッド(8~8.6フィート前後、ML〜Mクラス)
- 軽くてシャクリやすく、感度が良いものがおすすめ。
- 初心者は「8.3フィート ML」あたりが扱いやすいです。
※フィートとは長さの単位のこと(1フィート=約30cm)、ML~Mとは竿の硬さのことで、竿に書いてあるので確認してみましょう。
わからない場合は店員さんに聞いてみましょう♪
2. リール
- スピニングリール 2500〜3000番台
- シャロースプールモデル(浅溝で細糸用のモデル)
- シマノやダイワの汎用スピニングで十分。
※秋の小型のイカしか狙わないのであれば2500番で十分です。春の大型のイカも狙いたいなら3000番を買いましょう♪
3. ライン(糸)
- PEライン 0.6〜0.8号(150m程度)
- 伸びが少なく感度抜群で、イカのアタリも取りやすい。
- ショックリーダー(フロロカーボン2〜2.5号)も必須。
※釣り糸には大きくわけてナイロン、フロロカーボン、PE(ポリエチレン)の3種類があります。
その中でもエギングに適している釣り糸はPEラインです!
このPEラインをメインにリールに巻いて、その先にフロロカーボンの糸を1.5m程度結んで繋げて使うのが基本のセッティングです♪
4. エギ(ルアー)
- サイズ:2.5号〜3.5号が定番
- カラー:夜は夜光・ピンクなど派手系、昼はオレンジ・ブルー・グリーンなど地味系の数色持つと安心。
- 秋はとりあえず 2.5号のオレンジ系・ピンク系から始めるのがおすすめ。
※個人的にはエギの内側に貼ってあるテープの色のほうを大事にしていて、夜は赤テープ、朝方や夕方は金テープ、日中はケイムラ系を使うことが多いです♪
5. タモ(ランディングネット)
- イカは抜き上げるとバラしやすいので**タモ網(3〜4mの長さ)**があると安心。
※秋口の小型のイカはほとんど抜きあげられるのでタモ無しでもいけますが、慎重に確実に取り込みたいならタモを準備しましょう♪
6. その他小物
- スナップ(エギ用スナップ):エギの付け替えが簡単。
- ラインカッター:釣り糸カット用。PE対応の物。
- 偏光サングラス:水中のエギやイカが見えやすくなる。
- ヘッドライト:夜釣りには必須。
※特にスナップは必需品です。
PEラインは非常に切りにくいので、必ずPEライン対応のラインカッターを買いましょう♪
最低限のスターターセット例
- エギングロッド(8.3ft ML)
- スピニングリール(2500番)
- PE0.8号+フロロ2.0号リーダー
- エギ2.5号(ピンク・オレンジ・ナチュラル)
- エギスナップ
- ラインカッター
これだけあれば、堤防からのエギングは十分始められます♪
エギングの基本動作フロー

① キャスト
↓
② 着底
↓
③ シャクリ(誘い)
↓
④ フォール(抱かせの時間)
↓
⑤ アタリ(イカがエギを抱く)
↓
⑥ 合わせ(フッキング)
↓
⑦ やり取り(ドラグを効かせて寄せる)
↓
⑧ ランディング(タモ入れ)
各ステップのポイント
① キャスト
- 狙いたいポイント(潮目、藻場、堤防の角など)に投げる。
- 投げたら ラインを張らず緩めず、自然に沈める。
② 着底
- 糸がフッと緩む、止まる → 底に着いた合図。
- 着底を感じ取れるようになると釣果アップ!
③ シャクリ(誘い)
- 竿を大きく2回~4回くらいあおる(ジャーク)。
- エギを「ピョンピョン」と跳ね上げるイメージ。
- 動かした後は必ず糸ふけを回収。
④ フォール(抱かせの時間)
- エギが自然に沈む時間。
- 実はイカが抱きつくのはこのフォール中がほとんど。
- ラインの動きに集中!
⑤ アタリ(イカが抱く)
- ラインが「スーッ」と走る。
- フワッと軽くなる。
- コンッと違和感が出る。
→ これがアタリ。
⑥ 合わせ(フッキング)
- アタリを感じたら、ロッドをしっかり立てて合わせる。
- 軽くではなく「グッ」と確実に。
⑦ やり取り(ファイト)
- ドラグを効かせつつ、無理せず寄せる。
- イカ特有の「ジェット噴射」に注意。
⑧ ランディング
- 抜き上げるか、タモでキャッチ。
- 墨を吐くので注意!
初心者向け簡単アドバイス
- 基本は「シャクって → フォールで抱かせる」繰り返し。
- フォールを丁寧にとることが釣果アップの秘訣。
- 最初は「2回シャクリ → 5秒フォール」くらいのリズムでOK。
おすすめの釣り場

エギングはどこでもできるわけではなく、ポイント選びがとても重要です。特に初心者は 足場が安定していて安全に釣りができる場所 を選ぶのがおすすめです。
初心者におすすめの場所
- 堤防・漁港
足場が安定していて、車を横付けできる場所も多く、安心して釣りができます。常夜灯がある漁港は夜間でも釣りやすく、アオリイカが寄ってくることも多いです。 - 砂浜(サーフ)
障害物が少なく、根掛かりしにくいのがメリット。遠投して広範囲を探れるので、回遊してくるイカを狙いやすいです。 - 磯場
少しレベルは上がりますが、地形が複雑でイカが身を潜めやすいため、大物を狙えるポイント。ただし滑りやすく危険もあるので、最初は堤防に慣れてからがおすすめです。
ポイントを選ぶコツ
- 藻場(海藻が生えているエリア)
エギングの一級ポイント。イカは藻場に隠れながらエサを狙っています。 - 潮通しが良い場所
潮の流れがある場所は小魚が集まり、それを狙ってイカもやってきます。 - 常夜灯周り(夜釣り)
夜になると光に小魚が集まり、それを追ってイカも寄ってくるので狙い目。
まとめ
エギングは、シンプルなタックルとちょっとしたコツさえ掴めば誰でも始められる釣りです。
- 必要な道具:ロッド・リール・PEライン+リーダー・エギ・タモ網
- 基本の動作:「キャスト → シャクリ → フォール」で抱かせるの繰り返し
- おすすめの釣り場:堤防・漁港・砂浜など安全で足場が安定した場所
特に秋は数釣りシーズンなので、初心者でも釣れるチャンスが多い時期です。
最初は「2.5号のオレンジ系やピンク系のエギ」を持って、堤防から挑戦してみると良いですよ!
イカ特有の「グイーン」とした引きは一度味わうとクセになるはず!
ぜひ道具を揃えて、この秋はエギングデビューしてみましょう♪