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実はスゴイ? 自販機で新500円玉が使えない!
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実はスゴイ? 自販機で新500円玉が使えない!

こんにちは、物流システムSecの井上です。

最近暖かくなってきたので、喉が渇くことが多くなってきました。
ある日の帰宅時、コーヒーブレイクでもと思って自動販売機に500円玉を投入。
“カラカラ…チャリン”…とお金が返ってきました。

よく見てみるとこれは”新500円玉”!!
レ、レアもの!!(どこのお釣りでもらったんだ!?
まぁ冷静に考えてみると発行から2年くらい経っているはずです。
まだ使えない自販機があるのか…

●そもそも何で使えないの?
自販機で新500円玉が使えない理由、これは単純な話です。
新500円玉を500円玉と認識していないからです。

自販機側としては硬貨選別機(コインメック)なるものを搭載しており、
硬貨の厚さ、大きさ、重さ、あとは材質を判定しています。

硬貨側は偽造対策として大体20年くらいで新しい硬貨が発行されます。
この新500円玉も2021年に新しい硬貨が発行され始めました。

硬貨だけが変わってしまい、機械が追い付いていないということです。

●機械が追い付いていない訳
では何故機械がアップデートされないのでしょうか?
硬貨選別機を更新する・取り換えるのにはお金も時間もかかります。
2021年~2022年頃と言えばコロナの大流行や半導体不足があり、
物作りや流通にも大きな影響が出ていました。

そもそも硬貨が変わったその瞬間に日本中の自販機が新しくなる!
…というわけではないので、少しずつ置き換わっていくと思います。

●実はスゴイ?
でもこれ、考え方を変えてみれば…

500円玉は年間1000枚くらいは偽造硬貨が見つかっていますが、
2022年の偽造硬貨の枚数は800枚くらいに減ったそうです。
硬貨側は0.1g重くなったりギザギザが変わったりいろいろ新技術が取り入れられ、
従来のものに比べて更に偽造しにくいものに変わりました。

自販機側も言い換えればその0.1gの重さやギザギザの形を弾くことができた。
非常に精密な判定ができる=技術力の高さを感じることができます。

日本の技術力はやっぱりスゴイ!
それはそれとして、近所の自販機は更新してくれ!
…と思った春の一日でした。

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