生成AIを実際に使ってみて分かったこと ~仕事・プライベートでどう使い分けていますか?~
こんにちは、ソリューションSecの山中です。
少し前に、営業の笹本さんが「ChatGPTとClaudeとGeminiの違い|営業マンが実務目線で説明してみた」という記事で、それぞれのAIの特徴や使い分けについて紹介していました。
それぞれのAIが得意とすることや、営業目線での使い分けが紹介されており、私自身も改めて、
「では、実際の仕事で使ってみるとどうなのだろう?」
と考えるきっかけになりました。
私自身、生成AIを使う機会は以前よりかなり増えています。
現在は、仕事では主にChatGPT、お客様のPC上ではCopilot、プライベートの調べものではGeminiを利用しています。
また、Claudeを業務で利用している同僚にも、実際の使用感を聞いてみました。
今回は「どのAIが一番高性能なのか」という比較ではなく、実際に使って便利だったところ、少し気になったところ、そして自然とどのように使い分けるようになったのかを紹介してみたいと思います。
ChatGPT|仕事では一番使っているAI
私が現在、仕事で一番使用しているのがChatGPTです。
特によく利用しているのが、メールなどの文章作成です。
自分で作成した文章を読みやすく整えてもらったり、伝えたい内容を箇条書きで渡して文章のたたき台を作ってもらったりしています。
ほかにも、業務で使用するツールを作成するときのアイデア出しや、プログラムで分からない部分の相談など、プログラミングのサポートとしても利用しています。
実際に仕事で使っていて便利だと感じるのは、最初から完璧な質問をしなくても、会話しながら内容を詰めていけることです。
例えば、
「もう少し短くして」
「この処理を追加したい」
「別の方法はない?」
「初心者にも分かるように説明して」
と追加で質問していくことで、徐々に自分が求めているものへ近づけていくことができます。
私自身、この使い方に慣れていることもあり、「とりあえずAIに相談してみよう」と思ったときにはChatGPTを開くことが多くなりました。
一方で、調べものをするときには注意も必要だと感じています。
回答に古い情報が含まれる場合もあるため、最新の情報が必要な場合には、情報源を確認したり、検索を併用したりするようにしています。
そのため私の中では、文章作成やプログラミングなど、仕事上の幅広い相談で利用するAIという位置付けになっています。
Copilot|お客様の環境で使って感じたこと
Microsoftが提供するCopilotも仕事で利用しています。
私の場合、主にお客様のPC上で使用するツールについて、プログラムを修正するときのサポートとして利用しています。
ここで感じたのが、AIを仕事で利用する場合には、AIの性能だけでなく「どの環境で使うのか」も重要だということです。
お客様のPCでは情報統制が厳しいため、普段自分がAIを利用するときと同じ感覚で、何でも自由に入力できるわけではありません。
そのため、現在の私にとってCopilotは「普段から何でも相談するAI」というより、決められたルールの中で、用途を考えながら利用するAIになっています。
一方で、こうした制約がなければ、Microsoft製品との連携も含め、さらに使い勝手が良くなるのではないかとも感じています。
この経験から、仕事でAIを選ぶ場合には、
「何ができるAIなのか」だけではなく、「その環境で何ができるのか」
まで考える必要があると感じるようになりました。
特に業務で生成AIを利用する場合には、会社やお客様先の情報セキュリティに関するルールを確認し、それに従って利用することが大前提だと思います。
Gemini|個人的な調べものでは一番使っている
Googleが提供するGeminiは、私の場合、主にプライベートで利用しています。
特に個人的な調べものをするときには、Geminiを使う機会が多くなりました。
その理由は、Google検索からそのままAIモードへ移れる流れが使いやすいからです。
普段通りGoogleで検索していて、
「もう少し詳しく知りたい」
「いくつかの情報をまとめて知りたい」
と思ったときに、その流れのままAIを利用できます。
ChatGPTの場合は「ChatGPTに聞いてみよう」と考えてサービスを開くことが多いのですが、Geminiの場合は、普段のGoogle検索の延長線上にAIがあるような感覚で利用しています。
この違いは小さなことのように思えますが、実際に使っていると意外と大きいと感じます。
仕事ではChatGPTを一番利用している私でも、個人的な調べものになると自然とGeminiを選ぶことが多くなっています。
目的や利用する場面が変わるだけで、使いやすいAIも変わる。
実際に使ってみて分かったことの一つです。
Claude|実際に仕事で使っている同僚にも聞いてみた
Claudeについては、私自身の使用経験だけでなく、実際に業務で利用している同僚にも使用感を聞いてみました。
同僚がChatGPTとの違いとして感じているのが、長い文章などを扱ったときの読みやすさです。
例えばPowerPointで手順書を作成した際には、内容が整理され、見やすく読みやすいものを作成できたとのことでした。
また、便利だと感じている機能の一つが、実行する前に変更内容を確認できることだそうです。
AIに何かを依頼しても、
「思っていた変更と違う……」
ということはあります。
そうしたときに、実行前に変更内容を確認し、意図と違えばキャンセルできるため、安心して作業を進めやすいとのことでした。
そして、同僚が「これが一番便利」と話していたのが、スマートフォンから利用できることでした。
外出先でもスマートフォンから内容を確認したり、必要な作業を進めたりできるため、パソコンの前にいなくても作業を続けられるところが便利だそうです。
この話を聞いて面白いと思ったのは、「長文に強い」といった性能面だけでなく、「スマートフォンから使える」という普段の働き方に関係する部分を一番評価していたことです。
AIの使いやすさは、単純な性能比較だけでは判断できないのだと改めて感じました。
気付いたら「使い分け」ていた
ここまで自分自身の使い方と同僚の話を整理してみて、一つ気付いたことがあります。
私は最初から、
「仕事だからChatGPT」
「調べものだからGemini」
と明確なルールを決めていたわけではありません。
使っていくうちに、自然と使い分けるようになっていました。
改めて整理すると、現在の私の使い分けはこのようになります。
| 利用する場面 | 使用するAI | 選んでいる理由 |
| 仕事上の幅広い相談 | ChatGPT | 使い慣れており、文章作成やプログラミングなど幅広く相談しやすい |
| お客様PC上での作業 | Copilot | 利用できる環境やルールに合わせて使用 |
| 個人的な調べもの | Gemini | Google検索からの流れで使いやすい |
| 長文・資料作成など | Claude | 同僚から読みやすさや操作性について高評価 |
こうして並べてみると、必ずしも「性能が一番高いと思うAIを選んでいるわけではない」ことが分かります。
では、私は何を基準に使い分けているのでしょうか。
実際に使って分かった「親和性」
私が今回、自分の使い方を振り返って重要だと感じたのが、「親和性」です。
ここでいう親和性とは、単に、
「Microsoft製品だからCopilot」
「GoogleのサービスだからGemini」
という意味だけではありません。
私が考えるAIとの親和性は、
「自分の仕事や利用環境、普段行っている作業の中に、どれだけ自然にAIを組み込めるか」
ということです。
例えば、私がChatGPTを仕事で一番利用しているのは、単純に性能だけで選んでいるわけではありません。
使い慣れていて、メールの文章を考えるときにも、プログラムについて相談するときにも、「まずChatGPTに聞いてみよう」と自然に仕事の流れへ組み込めるからです。
Geminiも同じです。
Google検索からそのままAIを利用できるため、個人的な調べものという普段の行動に自然に入ってきます。
Copilotについては、お客様のPCという利用環境そのものがAIの選択に影響しています。
そして同僚にとってのClaudeは、スマートフォンからでも作業を確認できることが、働き方との親和性につながっています。
こう考えると、「どのAIが高性能なのか」だけでなく、「自分の作業とどのAIの相性が良いのか」を見ることが、実際に使い続けるAIを選ぶうえでは大切なのではないでしょうか。
まとめ|「一番高性能」より「自分の作業に合うAI」
今回、自分自身の生成AIの使い方や、実際に利用している同僚の話を整理してみて感じたのは、
「一番高性能なAI=自分にとって一番使いやすいAI」とは限らないということです。
私の場合、
仕事ではChatGPT
お客様の環境ではCopilot
個人的な調べものではGemini
を利用することが多くなっています。
そして同僚は、資料作成や外出先からの利用など、自分の働き方に合ったClaudeの使い方をしています。
それぞれが選ばれている理由は、単純なAIの性能差だけではありません。
「何をしたいのか」
「どこで使うのか」
「普段の作業にどれだけ自然に組み込めるのか」
によって、使いやすいAIは変わります。

以前は私自身も、「どのAIが一番優秀なのだろう?」という視点で考えることがありました。
しかし実際にいくつかのAIを使ってみると、一番を決めることより、自分の作業との親和性が高いAIを見つけることの方が重要なのではないかと感じるようになりました。
これから生成AIを使ってみようと思っている方も、性能比較だけで一つに決めるのではなく、まずはいくつか実際に触ってみるのもよいと思います。
使っていくうちに、
「仕事ならこれが使いやすい」
「調べものならこっちが便利」
と、自分なりの使い分けが見えてくるかもしれません。
今後も実際の仕事や日常でAIを使いながら、「これは便利だった」「こんな使い方ができた」というものがあれば、次の機会にでも紹介していきたいと思います。
生成AIを活用する際の参考になれば幸いです。
関連記事
生成AIそれぞれの特徴や基本的な違いについては、こちらの記事でも紹介しています。
「ChatGPTとClaudeとGeminiの違い|営業マンが実務目線で説明してみた」




